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ギフト商品としても、おかげさまで多くの皆さまにご好評をいただいているGUEST&ME。GUEST&ME SHOPでは、ギフトラッピングサービスとして包装紙をお選びいただくことができますが、その中のひとつ「さくら」の文章と書を手がけてくださったのは、現在放送中のNHK大河ドラマ『龍馬伝』の題字を書かれた書道家の紫舟(ししゅう)さん。日本のみならず、書の魅力を世界に向けてもアクティブに発信し続ける紫舟さんに、最近のご活躍からオフタイムでご愛用されているGUEST&MEの魅力まで、さまざまなお話を伺いました。
——数々の映画やCMの題字をこれまで手がけていらした紫舟さんですが、最近、皆さんの注目を集めていらっしゃるのは、大河ドラマ『龍馬伝』の題字なのではないかと思います。『龍馬伝』の題字はどのようなプロセスを経て、あのような見事な表現に至ったのでしょうか?
小説や伝記などから、あらためて坂本龍馬さんを知ることと主演の福山雅治さんを知るために彼の音楽を聴いたりすることにほとんどの時間を費やしました。その段階では、表現する対象に“寄る”という作業を行っているだけで、まだ実際のイメージが湧き上がってきているわけではありません。龍馬さんよりも背が高く顔の小さい福山さんが、懐に手を入れてブーツを履いた皆が見慣れた龍馬さんの格好をしたところに、この題字が入って初めて完成するように書こうと思っていたので、まず二人を知るというところからイマジネーションを膨らませていきました。
——そういえば、朝日新聞に連載されていた『いい名』(子どもの未来社)も、読者の方の名前にまつわるエピソードを紹介しつつ、その方の人生のドラマを紫舟さんの書で表現するという試みでしたね。
人の名前を書くという意味では『いい名』と同じですから、確かに、そのときの経験が今回もすごく活きたという感じですね。
『龍馬伝』の題字でも、名前にその人の人生や生き様を託すことができればと思いながら表現しました。
——表現する対象をよく知った後は、やはりすぐ書き上がるというわけではなく、何枚も何枚も書かれてやっとひとつの作品として仕上げていかれるのでしょうか?
そうですね。「ひとつの作品を作るのに何百枚も書く」と言うと、「最初に書いたものが結局は一番いい作品なのでは?」と言われることもあります。確かに、自分のできる範囲内だけで作品を仕上げた場合には、最初に書いたものが一番よい作品になるときもあるかもしれません。
しかし、自分の限界点を超えた先に実はもっといいものがあるのではないかと私は思っているのです。たとえば、何百枚も書くということで、その先に到達できる場合もあります。相手を知ることに多くの時間を費やすのも、限界を超えるためのひとつの方法ですね。
——ひとつの作品を作り上げられるまでには、大変な情熱や労力を注がれていらっしゃるのですね。GUEST&ME SHOPの包装紙「さくら」は、文章からデザインまですべて手がけてくださったそうですが、どのような思いを込めてデザインされたのでしょうか?
「誰から誰に贈るか」「何を包むか」といったことよりも、まず何かを“贈る”という気持ちが一番重要だと思い、文章を考え、書を書き上げました。
包装紙のひとつの目的は、贈り物をより美しく高価に見せることですが、今は、むしろ包装しない方がよいとされる時代になってきています。そんな時代にあえて包装紙を作るのであれば、贈る方の思いやぬくもりが表現されているものを作りたいと思いました。ラッピングされている状態を想定してデザインしたわけではないのです。
箱の中の商品を見た後、ふと包装紙も見てみたら、贈る方の気持ちが書かれていたことに気付く……、そういったさりげないものが素敵かなと思って作ったのです。
——たまたま気付いた人にだけわかってもらえればいいというのは、GUEST&MEのコンセプトとも合致していますね。たとえば、フレグランスバーのケースがスタンドになることも、「気付いた人だけでいいから、あえて説明はしない」ということで、商品説明が極力省かれていますし。
GUEST&MEのコンセプトに合わせようと意図してデザインしたわけではなかったのですが、その辺りが偶然にもマッチングしたようですね。
説明をあえてしないというのは、あまり日本的ではないかもしれませんが、「捨てようか」と思っていた包装紙にも贈る方の気持ちが書かれていることに、たまたま気付いたら、より一層感謝の思いが伝わるのではないかという願いもあります。
——感謝と言えば、紫舟さんは一般の方々に向けて、家族や友人など身近な人に対する思いやりについて考える機会になってもらえればと、自らの手でラブレターを書くワークショップ『love letter project』というイベントを毎年開催されていらっしゃるそうですね。また、ご自身もふだんから「ありがとう」という言葉を使われることが多いそうですが、意識的に使っていらっしゃるのでしょうか?
全然、そんなことないですよ。本当によくしていただいているから「ありがとう」という言葉を使っているだけなんです。ただ、日本だとその意味を持つ言葉が多様にあるので、外国で「ありがとう」と表現するよりかは少なくとも感じるのかもしれませんね。外国では、「ありがとう」という言葉を頻繁に使って思いを伝えると思うのですが。
『love letter project』には毎年本当に多くの方が参加してくださって、私が何かをしてあげられるわけではないのですが、たくさんの方たちがサポートしてくださるんです。すごく嬉しいことですよね。そういうときに、「ありがとう」と言っているだけなんですよ。
——書家というと静的なイメージを抱く方が多いかもしれませんが、紫舟さんは『love letter project』の他にも、コラボライブを行ったり、海外に出展されたり、とても動的でワールドワイドなご活躍をされていらっしゃいますね。世界に通用する書を目指していらっしゃるそうですが。
はい、日本の文化や漢字を知らない人が見たとしても、私たち日本人が書を見たときに胸に響く感覚と同じものを抱いてもらえたらいいなといつも思っています。
それを実現するために、“影”に注目して文字の意志を影で立体的に表現するという試みも行ってきました。文化に携わる者として、やはり書を世界に通用するものにしたいと思っています。
——今後の紫舟さんの作品もとても楽しみですね。さぞアクティブにお忙しい毎日を過ごしていらっしゃることと思いますが、紫舟さんのリラックスタイムについて教えていただけますか?
毎晩、GUEST&MEのリネンウォーターを枕元にスプレーしてから寝るようにしています。私はリフレッシュの方を使っていますね。フレグランスバーもトイレにいつも置いて香りを楽しんでいるんです。香りが飛んでしまったら、最後はお風呂で石鹸として使っています。
フレグランスバーのスタンドの部分は本当によくできていて、とても格好いいデザインですよね。初めてこのフレグランスバーのスタンドを見たとき、「すごいなぁ、すごいなぁ、格好いいなぁ」と惚れ込んでずっと見ていたんです。
そうしたら、そのうち自分でもこのデザインにインスパイアされた何かを無性に作りたくなってしまって。書で表現するのではなく、フレグランスバーのスタンドにインスパイアされた椅子を作ってみました。椅子としての強度の関係で側面を大きく空けるのは難しかったのですがスタンドのように、片側だけ空け、色は部屋に合うよう黒ではなく茶色にしてみました。
香りももちろんステキなんですけれど、私の場合は、まずこのデザインの素晴らしさに感動しました。フレグランスバーに彫られた柄も、とてもステキですよね。GUEST&MEは、私の創作意欲にインスパイアを与えてくれる存在なんです。
プロフィール
紫舟(ししゅう)日本人女性書道家。6歳より書をはじめる。書の本場、奈良で3年間研鑽を積んだのち東京へ。書を用い、文字をイメージ表現・表情・感情をつけ情報としての文字に意思を吹き込む。そして、日本の伝統的な書を世界に通用する「意思を表現する」手段としてハリウッド映画の題字を目指す。作品集『いい名』(朝日新聞連載/子どもの未来社・発行)ほか、・パリコレクション(ルーブル美術館)AGURI SAGIMORI作品展示、浜崎あゆみ・ミュージックフィルム『月に沈む』題字、NHK・大河ドラマ『龍馬伝』題字など国境やジャンルを超えて幅広く活躍中。
http://www.e-sisyu.com







